木間ヶ瀬村(読み)きまがせむら

日本歴史地名大系 「木間ヶ瀬村」の解説

木間ヶ瀬村
きまがせむら

[現在地名]関宿町木間ヶ瀬、茨城県岩井市木間ヶ瀬

東宝珠花ひがしほうしゆばな村・平井ひらい村・岡田おかだ村の東に位置し、北は古布内こぶうち村・次木なみき村。東を利根川が流れ、日光東往還が通る。地内には永仁二年(一二九四)・建武二年(一三三五)・文明一二年(一四八〇)・天文二三年(一五五四)などの各年銘の武蔵型板碑がある。天正二年(一五七四)一二月二日古河公方足利義氏の奉行人芳春院周興と松嶺昌寿が北条氏政の家臣垪和刑部丞(康忠)に宛てた義氏の料所目録(喜連川文書)には庄内河辺として「木まかせ 御厩御領」とみえる。同一一年七月五日下総古河こが城主は「木間ケ洲之御足軽」が幸島こうじま(現茨城県三和町)で奪ったという荷を返すよう足利氏照を通じて小田原北条氏に訴えている(「足利義氏遺臣等連署書状」喜連川文書案)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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