木雁(読み)もくがん

精選版 日本国語大辞典 「木雁」の意味・読み・例文・類語

もく‐がん【木雁】

〘名〙 (「荘子‐山木篇」の、木は役立つものが切られるが、役立たないものは切られない、また、よく鳴く雁は助かるが、鳴かない雁は殺されるという寓話による語) 役立つものと役立たないものとのたとえ。
本朝文粋(1060頃)一一・寒鴈識秋天詩序〈大江朝綱〉「久積草蛍之耀、漸老木鴈之間」 〔南史‐劉穆之檀道済等伝論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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