木鼠長吉(読み)きねずみ ちょうきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木鼠長吉」の解説

木鼠長吉 きねずみ-ちょうきち

江戸時代中期の盗賊
享保(きょうほう)(1716-36)のころ義賊といわれ,「大岡政談」などに登場するが,実在の確証はない。名は吉五郎ともいう。すばしこいため木鼠(リス別称)とよばれた。菊池三渓の「本朝虞初新誌」によると,大岡越前守(えちぜんのかみ)の裁きをうけて罪をゆるされ,上野(こうずけ)で農民となったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android