未発達(読み)みはったつ

精選版 日本国語大辞典 「未発達」の意味・読み・例文・類語

み‐はったつ【未発達】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まだ完全に発育していないこと。
    1. [初出の実例]「人間の大脳の中に全然未発達の細胞層があるって事を始めて知ったわけだよ」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の散歩)
  3. ほとんど進歩していないこと。
    1. [初出の実例]「骨董を捻くる度にも至らぬ人間は犬猫牛豚同様、誠にハヤ未発達の愍(あはれ)むべきもので」(出典骨董(1926)〈幸田露伴〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android