未練未酌(読み)ミレンミシャク

デジタル大辞泉 「未練未酌」の意味・読み・例文・類語

みれん‐みしゃく【未練未酌】

同情したり斟酌しんしゃくしたりすること。多く、打消しの語を伴って用いる。
二匹の馬を、―なく打ちのめしました」〈芥川杜子春

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「未練未酌」の意味・読み・例文・類語

みれん‐みしゃく【未練未酌】

  1. 〘 名詞 〙 同情心をもったり斟酌(しんしゃく)したりすること。多く打消の語を伴って、冷淡で少しも同情しない、全く容赦しないことをいう。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「二匹の馬を、未練未釈(ミレンミシャク)なく打ちのめしました」(出典:杜子春(1920)〈芥川龍之介〉五)

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