末の露本の雫(読み)スエノツユモトノシズク

デジタル大辞泉 「末の露本の雫」の意味・読み・例文・類語

すえつゆもとしずく

葉末の露も、根元から落ちるしずくも、あと先はあれ必ず消えるところから》人の命には長短の差こそあっても、いつかは必ず死ぬということ。人の命のはかなさのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「末の露本の雫」の意味・読み・例文・類語

すえ【末】 の 露(つゆ)(もと)の雫(しずく)

(草木の葉末の露と根元の雫。遅速はあっても結局は消えてしまうものであるところから) 人の寿命に長短はあっても死ぬことに変わりはないということ。人命のはかないことのたとえ。
古今六帖(976‐987頃)一「すゑの露もとのしづくやよの中のをくれさきだつためしなるらん」

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