末端基定量法(読み)まったんきていりょうほう(その他表記)end group determination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「末端基定量法」の意味・わかりやすい解説

末端基定量法
まったんきていりょうほう
end group determination

端末基定量法ともいわれる。高分子化合物構造研究および分子量測定に用いられる分析法。単量体が重縮合して高分子化合物を形成する場合,鎖の中間末端とではその構造が異なっている。このとき末端にある官能基を定量することによって,直鎖状高分子平均重合度分岐高分子の分岐の数などを推定することができる。ポリアミドのような合成高分子ポリペプチド多糖類のような天然高分子の構造研究に広く応用される。

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