デジタル大辞泉 「多糖類」の意味・読み・例文・類語 たとう‐るい〔タタウ‐〕【多糖類】 加水分解によって2分子以上の単糖類を生じる糖類。狭義にはセルロース・でんぷん・グリコーゲンなど高分子の糖をいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「多糖類」の意味・読み・例文・類語 たとう‐るいタタウ‥【多糖類】 〘 名詞 〙 加水分解すると数分子以上の単糖類を生じる炭水化物。セルロース、グリコーゲン、澱粉など。広義には、少糖類も含めて多糖類と呼ぶことがある。少糖類と多糖類との境界は明確ではないが、多くの多糖類は分子量が大きく、数万以上にも及び、高分子化合物である。〔稿本化学語彙(1900)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多糖類」の意味・わかりやすい解説 多糖類たとうるいpolysaccharide 単糖類が数個以上グリコシド結合によって脱水縮合した糖類。単糖類が2分子から数分子縮合したものは少糖類 (オリゴ糖) として区別する。多糖類には生体高分子物質に属するセルロース,デンプン,グリコーゲンなどのように重合度の高いものが多い。1種の単糖類から形成されているものを単一多糖類といい,2種以上の単糖類の縮合したものを複合多糖類と呼ぶ。多くの多糖類が生体内でつくられ,種々の生理的役割を果している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報