本三町目(読み)ほんさんちようめ

日本歴史地名大系 「本三町目」の解説

本三町目
ほんさんちようめ

[現在地名]水戸市ほん町二丁目・やなぎ町二丁目

東は本四町目、北は横竹熊よこたけくま町。「新編常陸国誌」に「長サ一町三間四尺アリ〔古記云、南北両側各六十間、戸数二十八〕」とある。寛永年中(一六二四―四四)当町の南側には山田彦兵衛・前野善左衛門・同隼人・同兵衛門・同茂左衛門・笹島新兵衛・向井新左衛門・塙茂左衛門、北側には佐藤新助・前野太郎衛門・笹島七兵衛・同九兵衛・市田長兵衛・川崎縫殿助・船岡久衛門といった商家がそれぞれ間口五間から一一間の店を構えていた。そのうち前野善左衛門は町年寄を勤め、佐藤新助は寛永二年に浜田はまだ銭谷ぜにやで寛永通宝を鋳造した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android