日本歴史地名大系 「本誓寺町」の解説 本誓寺町ほんせいじまち 新潟県:上越市旧高田市地区高田城下本誓寺町[現在地名]上越市東本(ひがしほん)町四丁目直江(なおえ)町の東に続き北国街道(奥州街道)が当町で南折するため、町は鉤形をなす。町の長さおよそ東西三九間余、南北四五間余(高田市史)。高田開府以前には本誓寺があったためこの名がつけられた。本誓寺はもと福島(ふくしま)城下の地にあったが、同城下経営時に移転させられたもので、慶長一一年(一六〇六)と推定される三月四日付の堀監物直知・堀丹後守直寄連署の書状(「高田市史」所引)に「本誓寺屋敷之事、大橋々つめ両人町之彼方見被立次第、可被相渡候」とある。開府以前の当地一帯は高田村に含まれ、両人(りようにん)町とよばれるように在郷町として発展していたという(高田市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報