札付(読み)ふだつき

精選版 日本国語大辞典 「札付」の意味・読み・例文・類語

ふだ‐つき【札付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 札がついていること。
    1. [初出の実例]「札付の切を入たる箱根山 ともしの鹿子おとしはんゑり〈宗恭〉」(出典:俳諧・物種集(1678))
  3. 正札がついていること。また、その商品。正札つき。
  4. 定評のあること。知れわたっていること。また、その人。多く、悪い評判についていう。
    1. [初出の実例]「擬(まが)ひもなき札付(フダツキ)の、門院宗清それ、縛れくくれと」(出典浄瑠璃那須与市西海硯(1734)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android