箱根山(読み)ハコネヤマ

デジタル大辞泉 「箱根山」の意味・読み・例文・類語

はこね‐やま【箱根山】

伊豆半島の基部にあり、神奈川・静岡両県にまたがる三重式火山。標高1438メートルの最高峰をなす神山駒ヶ岳などの中央火口丘火口原にある仙石原せんごくはら芦ノ湖硫気孔大涌谷おおわくだになどがあり、温泉が多い。箱根火山。

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共同通信ニュース用語解説 「箱根山」の解説

箱根山

東西約8キロ、南北約12キロのカルデラ火山。気象庁が火山活動を24時間体制で監視する「常時観測火山」の一つ。活発に噴気を出す大涌谷や、主峰の神山(1438メートル)、駒ケ岳などを総称して箱根山と呼ぶ。2015年6月にごく小規模な水蒸気噴火が発生した際は、噴火警戒レベルが3の「入山規制」に一時引き上げられた。19年にも火山活動が活発化したが、現在はレベル1の「活火山であることに留意」となっている。温泉地としても有名。

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精選版 日本国語大辞典 「箱根山」の意味・読み・例文・類語

はこね‐やま【箱根山】

  1. 神奈川県南西部、静岡県との境にある三重式火山。新旧二重の外輪山と七つの火口丘から成る。古期外輪山は塔ノ峰・明神ケ岳・金時山・乙女峠・三国山・箱根峠などを連ねる環状の山稜で、その内側は急斜面でカルデラ底に臨む。カルデラの内部に新期外輪山の碓氷(うすい)峠・浅間山・鷹巣山などが半円形に連なり、西側を古期外輪山、東側を新期外輪山に囲まれたカルデラには中央火口丘の神山(一四三八メートル)・駒ケ岳(一三二七メートル)などがそびえ、その西側に火口原湖の芦ノ湖がある。多数の温泉があり、日本の代表的な観光・保養地。富士箱根伊豆国立公園の一中心。箱根火山。函嶺(かんれい)

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日本歴史地名大系 「箱根山」の解説

箱根山
はこねやま

神奈川県の南西にそびえ、富士火山帯に属する典型的な複式火山。富士箱根伊豆国立公園の一中心をなす。数期の火山活動から誕生し、外側には古期外輪山のとうノ峰・明星みようじようヶ岳・明神みようじんヶ岳・まる岳・三国みくに山・大観たいかん山・白銀しろがね山など平均標高一〇〇〇メートルの峰が環状に連なり、その内側に平均標高八〇〇メートルの新期外輪山の湯坂ゆさか山・浅間せんげん山・鷹巣たかのす山・屏風びようぶ山が連なり、中央火口丘には最高峰一四三八・二メートルのかみ山を中心に、小塚こづか山・だいヶ岳・陣笠じんがさ山・こまヶ岳・二子ふたご山などがそびえる。箱根山はこれらの峰々の総称で、西山麓は静岡県に広がる。中央火口丘の西にカルデラ湖芦ノ湖があり、湖水を源とするはや川が古期外輪山北側峰の内壁を貫流し、湯本ゆもと須雲すくも川を合流し、小田原市内に注ぐ。

奈良時代以前から足柄あしがら山とともに交通の要地といわれ、「万葉集」にも「足柄の箱根の山に粟蒔きて実とはなれるをあはなくも怪し」(巻一四)など三首を収める。「日本紀略」延暦二一年(八〇二)四月一九日条に「廃相模国足柄路、開筥荷途」とあり、富士山噴火による降灰で足柄路が埋まったため箱根山中に官道が開かれた(翌年の復旧で再び足柄路に復する)。中世には湯坂路が通り、建仁二年(一二〇二)没の寂蓮は「箱根山と云山をなむこえける、所のあり様はあやしく、よの常にはかはりけり、はるかに峯に上はて、海をわたり谷をくたりて雲をふむ、さるほとに風は木葉をまくりあけて、しくれの麓よりのほりけれ」(寂蓮法師集)と山の様子を記し、源実朝は

<資料は省略されています>

とその眺望を詠んでいる。箱根山は歌枕でもあり、詠歌も多い。


箱根山
はこねやま

静岡県と神奈川県の境にある山。富士火山帯に属する複式火山で、富士箱根伊豆国立公園に含まれる。標高一四三八・二メートルのかみ山を中心とする峰々の総称。天下の険といわれるように、三島市街地の標高約二四メートルから神奈川県箱根町と函南町の境にある箱根峠の約八四九メートルまで標高差約八二五メートルである。

伊豆・駿河・相模の三国にまたがり、江戸時代には駿河・伊豆側は秣刈敷場として入会地となっていた。入会地の対象は西は君沢くんたく川原かわはら(現三島市)橋詰、南は丹那たんな村土橋、北は祖父沼沢駿河国境、東は相模国境まで、桑原くわはら村が山元村となっていた。


箱根山
はこねやま

小友おとも町・米崎よねさき町と大船渡おおふなと末崎まつさき町の境にある。標高四四六・八メートル。山名の由来は山容が箱を重ねた形からきたものといわれ、「封内風土記」には「箱峯」とある。平畑ひらはた山ともよばれる。文政五年(一八二二)の小友村絵図(吉田家蔵)には山中に平畑御林の名が記される。宝暦一一年(一七六一)の「気仙風土草」には古木の松山で、かつては山頂に石地蔵があったが当時は台のみ残るとあり、また山頂の小池は旱魃のときもかれないと記す。山腹に不動明王の磨崖仏があり、山岳修験の霊場としてかつては女人禁制の霊山とされた。

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改訂新版 世界大百科事典 「箱根山」の意味・わかりやすい解説

箱根山 (はこねやま)

伊豆半島の付け根,神奈川・静岡両県境にまたがる複式火山で,三重式火山とされている。最高峰は神山(1438m)。火山基底長径は30km,体積は96km3(日本の火山中第7位)の大きさをもち,新旧二重のカルデラと神山,駒ヶ岳などの7個の中央火口丘群よりなり,中央火口丘群とカルデラ西壁との間に芦ノ湖を抱く。古期カルデラの外輪山は明星ヶ岳(924m),明神ヶ岳(1169m),金時山(1213m),三国山(1102m),大観山(1012m),白銀(しろがね)山(993m)を連ねた標高900~1200m,長径12km,短径10kmのほぼ三角形状の尾根よりなる。新期カルデラの外輪山は,その西縁を古期カルデラと共有する長径12km,短径6kmの環状尾根よりなり,東縁は浅間(せんげん)山(802m),鷹巣(たかのす)山(834m),屛風山(948m)を連ねた標高800~900mの平頂尾根で境される。

 火山成長史は3期に分けられる。第1期(40万~20万年前)は大型成層火山の時代で,火山体形成後,軽石流噴出に伴って古期カルデラが形成された。第2期(20万~5万年前)では古期カルデラ内に楯状火山が約8万年前に形成され,やがてその中央部で大噴火があり,軽石流噴出後新期カルデラが約5万年前に出現した。第3期(4万年前~現在)では新期カルデラ内に7個の中央火口丘が出現した。約3000年前,神山北西部で水蒸気爆発が発生し,崩壊した山体は土石流となってカルデラ平原に流下し,芦ノ湖を形成した。第1~2期の岩石は玄武岩,安山岩,デイサイトで,第3期の岩石は粘性の高い安山岩である。

 カルデラに降る雨は火口瀬である早川,須雲川により流出し,相模湾に注ぐ。箱根用水の深良(ふから)トンネルが開削されてから,芦ノ湖の水は早川を経ずに静岡県裾野市の灌漑用水としてカルデラ外に流出している。中央火口丘内では大涌谷(おおわくだに),早雲山,湯ノ花沢で硫気活動が活発であり,またしばしば火山性地震が発生し,活火山であることを示しているが,歴史時代の噴火の記録はない。火山の基盤は中新世の湯ヶ島層群,鮮新世の早川凝灰角レキ岩層よりなり,早川,須雲川の谷に沿って露出する。箱根地区は1938年富士箱根伊豆国立公園に指定された。

箱根には約400本の源泉があり,現在19を数える箱根の温泉場は箱根温泉郷と総称される。カルデラ東部は温泉に恵まれ,平均54℃,1日当り3万3000m3湧出している。療養泉の分類によると17種の泉質が識別されているが,次の4種に大別することができ,その分布に規則性がある。(1)酸性硫酸塩泉 大涌谷・早雲山硫気地帯の浅層にある40~100℃の温泉。芦ノ湯温泉姥子(うばこ)温泉湯ノ花沢温泉などがここに含まれる。(2)硫酸塩・重炭酸塩泉 カルデラ西部の深さ300~700mのボーリング孔から揚湯される50~70℃の温泉でカルデラの深層地下水である。1960年代以降の掘削技術の進歩によって見いだされた。湖尻(こじり)温泉のうち深いものと,芦ノ湖温泉がここに含まれる。(3)食塩泉 神山噴気地帯の地下300m付近から3本の層状泉となってカルデラ東部に流れる100~250℃の火山性高温泉。底倉温泉がここに含まれ,強羅(ごうら)温泉小涌谷(こわきだに)温泉宮ノ下温泉のうち90℃以上の高温泉は(3)に含まれるが,低温泉は次の(4)に含まれる。(4)混合型(硫酸塩・重炭酸塩・塩化物泉) カルデラ東側の早川,須雲川に沿って湧出する大部分の温泉は火山性の食塩泉と深層地下水型温泉の混合によって生まれた温泉である。泉温は40~100℃,主として基盤岩類中の割れ目から湧出する。塔ノ沢温泉箱根湯本温泉木賀温泉がここに含まれる。

江戸時代,箱根七湯(ななゆ)を中心ににぎわいをみせた箱根は,東京,横浜に近い景勝地であったため,明治以降多数の外国人が訪れるようになり,道路,鉄道などの交通網の整備に伴って国際的観光地として発展を始めた。1878年宮ノ下に外国人専用のホテルが建てられたのを契機に,87-88年には湯本~宮ノ下間の人力車道,国府津(こうづ)~小田原~湯本間の小田原馬車鉄道が開かれ,1900年には馬車鉄道が小田原電気鉄道の路面電車となった。大正年間には1919年湯本~強羅を結ぶ箱根登山鉄道が開通し,強羅温泉の開発が本格的に始まった。カルデラ北西部の仙石原では明治10年代以来,牧場が経営されていたが,大正年間から昭和初期にかけて観光開発が著しく進み,ゴルフ場や分譲地に変わった。1920年国鉄熱海線国府津~小田原間,21年強羅~早雲山間の登山ケーブルが開通し,温泉場は14湯となった。

 昭和に入って,1927年新宿~小田原間の小田急線が開通,32年丹那トンネルの開通により国府津~小田原~沼津が東海道本線になった。このころ箱根で第1次の温泉掘削ラッシュがおきた。それまで自噴泉のみであったのが,強力ポンプを用いて温泉の自噴しない山腹にも温泉井が開発され始める。第2次大戦中,箱根は傷病兵の治療地,学童疎開地となった。戦後,芦ノ湖に遊覧船が就航(1950)するなど観光の大衆化が著しく進み,温泉資源の第2次開発が始まった。特に東京オリンピック(1964)の前後に近代的な自動車道路が次々に完成した。63年箱根新道,芦ノ湖スカイライン,64年乙女トンネル有料道路(84年無料開放),67年箱根ターンパイクが完成し,69年には東名高速道路が開通して乙女道路と結ばれた。これに伴って箱根の温泉場は19湯となり,宿泊施設の大型化,近代化が進められ,大涌谷自然科学館(2003年閉館),仙石原湿生花園,彫刻の森美術館,樹木園,畑宿寄木会館などの博物館,美術館,植物園などの文化的施設が多数建設された。
箱根[町]
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「箱根山」の意味・わかりやすい解説

箱根山
はこねやま

神奈川県南西部,富士火山帯に属する三重式火山(→複式火山)。活火山で,常時観測火山。新旧二つの外輪山と七つの中央火口群がある。古期外輪山は塔ノ峰,明星ヶ岳,明神ヶ岳金時山,三国山,鞍掛山,大観山,白銀山を結ぶ標高約 1000mの環状の山稜で,内側に陥没カルデラ壁をなす。カルデラ形成以前には標高約 2500mの成層火山があったと推定されている。内側の新期外輪山は西方に開いた半円形で,碓氷峠,浅間山,鷹巣山,屏風山があり,標高 800~900m。この二つの外輪山内に溶岩円頂丘の小塚山(859m),台ヶ岳(1044m),駒ヶ岳(1356m)などと,唯一の成層火山で最高峰の神山(1438m)からなる中央火口丘群がある。古期外輪山と中央火口丘群の間の火口原には,西部に芦ノ湖,北部に仙石原がある。新旧外輪山の間を早川と支流の須雲川が峡谷をなして流れる。火山活動が活発で,箱根温泉郷は日本最大級の温泉地域。また大涌谷,小涌谷,早雲地獄などの爆裂口跡には,噴気孔群が見られる。東海地方と関東地方との交通の障壁をなし,奈良時代の官道は北方の足柄峠を通った。近世は火口原内を東海道が通ったが,外輪山南壁を越える箱根峠を中心に難所として知られた。箱根登山鉄道,ロープウェーがあるほか観光道路網が発達しており,年間を通じて観光客が多い。富士箱根伊豆国立公園に属する。

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知恵蔵 「箱根山」の解説

箱根山

神奈川県箱根町を中心に、神奈川と静岡の両県にまたがる火山体の総称。主峰・神山(標高1438メートル)や駒ヶ岳などの中央火口丘、火山活動の影響でできた芦ノ湖、二つの外輪山(中央火口丘を取り囲む山の連なり)で構成されている。一帯は富士箱根伊豆国立公園に指定され、山腹や山麓で温泉が湧き、日本有数の観光地となっている。2012年9月には日本ジオパークの認定を受けている。
12~13世紀に起きたとされる大涌谷(おおわくだに)の水蒸気爆発以来、噴火はないが、繰り返し群発地震活動が観測されているため、火山噴火予知連絡会により、「おおむね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山」と定義される活火山に選定されている。
15年5月6日、地震が頻繁に起こるなど火山活動が活発化し、気象庁は、箱根の火山活動の最も新しい爆裂口である大涌谷周辺の「噴火警戒レベル」 (火山活動の状況に応じて、住民や登山者に向けて危険が及ぶ範囲や避難行動を5段階で示したもの)を、「1(平常、後に表現を「活火山であることに留意」に変更)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げた。このため、15年5月末時点で、大涌谷周辺の半径300メートルが立ち入り制限区域となっている。また、同年4月26日から5千回以上、火山性地震が発生している。
専門家によると、箱根山には地下10キロにマグマがあり、今回の群発地震は、マグマから発散するガスが地表に抜ける途中で詰まり、地下にエネルギーがたまったことから引き起こされたとみられている。
火山活動の長期化は地元の観光産業にも打撃を与えており、箱根町が5月10日に行った観光動向調査の結果では、箱根を訪れる人の数は、前年同時期の76%に落ち込んだ。箱根町の温泉旅館などでは、宿泊予約のキャンセルが出ているところもある。神奈川県は事態の鎮静化のため、噴火活動の監視強化を目的に約1億6000万円をかけて、大涌谷周辺に監視カメラや地震計を設置する方針を発表。立ち入り制限区域内にドローン(小型無人機)を飛ばして火口や観光設備を調査することも決めている。
15年6月17日現在、噴火警戒レベルが2となっているのは、箱根山のほか、群馬県の草津白根山、長野と群馬の県境にある浅間山など7火山。15年5月29日に爆発的な噴火を起こした鹿児島県口永良部島は、最大級の警戒を呼びかける「5(避難)」、14年9月に噴火し、死者57人という戦後最大の被害を出した長野と岐阜の県境にある御嶽山、鹿児島県の桜島は「3(入山規制)」である。

(南 文枝 ライター/2015年)

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知恵蔵mini 「箱根山」の解説

箱根山

神奈川・静岡の両県にまたがる三重式火山。標高1438メートルの主峰・神山や駒ヶ岳などの中央火口丘、仙石原や芦ノ湖のあるカルデラ、新旧二つの外輪山から構成される。山腹や山麓には温泉が多数湧出し、古くより強羅(ごうら)、大涌谷(おおわくだに)などの温泉郷を形成している。一帯は富士箱根伊豆国立公園に属し、日本ジオパークに認定されている。有史の噴火記録はないが、大涌谷などで噴気活動が見られ、繰り返し群発地震活動が観測されている。2015年には大涌谷周辺で小規模な噴火の発生する可能性があるとして、有史以来初となる火口周辺警報が気象庁より発表された。

(2015-5-8)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「箱根山」の意味・わかりやすい解説

箱根山
はこねやま

神奈川県南西部、伊豆半島基部にある複式火山。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「箱根山」の解説

はこねやま【箱根山】

神奈川の日本酒。銘柄「箱根山」はヨーロッパへの輸出向けとして商標登録したもの。大吟醸酒、純米大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒などがある。平成18年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦、美山錦、アケボノなど。仕込み水は丹沢の伏流水。蔵元の「井上酒造」は寛政元年(1789)創業。所在地は足柄上郡大井町上大井。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

事典 日本の地域遺産 「箱根山」の解説

箱根山

(神奈川県足柄下郡箱根町)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

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