札止め(読み)フダドメ

精選版 日本国語大辞典 「札止め」の意味・読み・例文・類語

ふだ‐どめ【札止・札留】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 立入り、通行などを禁ずる立て札をすること。また、立入りを禁止されること。
    1. [初出の実例]「この祐成は、この廓へは札留めかへ」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))
  3. ( 札止 ) 劇場・見世物小屋などで、満員のため入場券を売るのをやめること。
    1. [初出の実例]「長春の興行も、幕の開かぬ中から札止(フダド)めといふ大成功」(出典:漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉自序伝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android