朱点(読み)しゅてん

精選版 日本国語大辞典 「朱点」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐てん【朱点】

〘名〙 (「しゅでん」とも)
① 朱で書きしるした点。
※伝教大師消息(824‐831頃)「朱点等㝡澄左右竭力也」
史記抄(1477)三「古本に周子南君と点じて、子と南とのあわいに句をきって朱点をしたは、いわれもないぞ」 〔匡謬正俗‐巻六〕
② 朱で加点した訓点。平安時代以後、漢文訓読の際に用いられた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「朱点」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐てん【朱点】

朱でしるされた点。
経典漢籍に朱でしるされた訓点。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android