朴木・厚朴(読み)ほおのき

精選版 日本国語大辞典の解説

ほお‐の‐き ほほ‥【朴木・厚朴】

〘名〙 モクレン科の落葉高木。日本特産で、各地の山地に生え、また、庭木や街路樹として栽植される。高さ一五~三〇メートル。葉は有柄、長さ約三〇センチメートル。枝先に輪生状につき、芳香がある。五~六月、径一五センチメートルぐらいの白色の六~九弁花が咲く。花は多数の雄しべと雌しべからなる。果実は長楕円形の松かさ状で長さ約一三センチメートル、赤紫色に熟し赤い種子を散らす。材は刀のさや、版木、建築、器具、楽器、鉛筆などに使う。漢名に厚朴・商州厚朴・浮爛羅勒をあてるが、いずれも中国産の別種の名。ほお。ほおがしわ。《季・夏》
※古今六帖(976‐987頃)五「みちのくのくりこまやまのほほの木のまくらはあれど君がた枕」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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