朽網村(読み)くさみむら

日本歴史地名大系 「朽網村」の解説

朽網村
くさみむら

[現在地名]小倉南区朽網東くさみひがし一―六丁目・朽網西くさみにし一―六丁目・朽網・上曾根かみそね五丁目

曾根村の南にあり、朽網川が東流する。中津街道が通り、街道筋に京都みやこ郡との郡境石が立つ。文和三年(一三五四)五月二〇日の大友氏時預ケ状(志賀文書/南北朝遺文(九州編)三)によると、「規矩郡内朽網村」のうち朽網孫次郎跡が出羽千寿宗房に預け置かれている。永享四年(一四三二)の大内氏家督相続争いでは大内持盛が「豊前朽網御陣」より長門国長府ちようふ(現山口県下関市)に入府したとみえ(「長門国守護代記」萩藩閥閲録三)、港湾機能の存在をうかがわせる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む