杉本好一(読み)スギモト コウイチ

20世紀日本人名事典 「杉本好一」の解説

杉本 好一
スギモト コウイチ

大正・昭和期の栄養学者



生年
明治28(1895)年4月14日

没年
昭和45(1970)年12月30日

出生地
滋賀県彦根

学歴〔年〕
京都帝国大学医学部〔大正8年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和15年〕

経歴
医化学教室で荒木寅三郎師事。大正10年栄養研究所技師、14年ロックフェラー財団給費研究員としてジョンズ・ポプキンズ大、エール大に留学。昭和4年栄研調査部長。15年厚生科学研究所国民栄養部長となり、米の精白度と消化吸収の研究が、七分づき米を標準米と定める基礎となった。22年退官、大阪医科大学教授となり、30年から学生部長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杉本好一」の解説

杉本好一 すぎもと-こういち

1895-1970 大正-昭和時代の栄養学者。
明治28年4月14日生まれ。栄養研究所にはいり,アメリカに留学。昭和4年同研究所調査部長,15年厚生科学研究所国民栄養部長。22年大阪医大教授。穀物の消化吸収,とくに米の精白度とその消化吸収率との関係を研究した。昭和45年12月30日死去。75歳。滋賀県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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