日本歴史地名大系 「杉水流村」の解説 杉水流村すぎづるむら 宮崎県:えびの市杉水流村[現在地名]えびの市杉水流原田(はらだ)村の北にあり、肥後街道から北へ分れる狗留孫(くるそん)越・鉄山(てつやま)越との分岐点。飯野(いいの)郷に属する。慶長一八年(一六一三)三月二〇日の比志島国貞外二名連署知行目録(旧記雑録)に「日州飯野杉津留村」とあり、同村内で高二〇石と屋敷一が加増として伊東作右衛門に与えられている。同年四月二六日にはこの加増分の「杉水流村之内たゝミ屋敷」の名寄帳が鹿児島支配所から作右衛門へ下された(「鹿児島支配所加増名寄」同書)。さらに同年五月二四日には「日州飯野杉津留村之内」の「長沖屋敷」高一二石余と浮免高合せて計二〇石余が岩下藤七兵衛に加増として与えられている(「比志島国貞外二名連署知行目録」同書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by