ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「李朝螺鈿」の意味・わかりやすい解説 李朝螺鈿りちょうらでん 朝鮮,李朝時代に制作された漆器の一種。文房具や室内調度品に漆を塗り,貝を文様に合せて切ってはめこんだもの。螺鈿は高麗時代から盛んで,李朝に入ると文様が大柄で絵画風なものになり,自由な表現をみせているが,技法的には高麗時代の繊細さが失われ,粗雑な作品が多くなった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by