李朝(読み)りちょう

デジタル大辞泉の解説

り‐ちょう〔‐テウ〕【李朝】

李氏朝鮮」の略。
ベトナムの王朝の一。1009年、前黎朝の将軍李公蘊(りこううん)が自立して建国。昇竜(現ハノイ)を都とし、聖宗のとき国号を大越と改めた。大乗仏教、ついで儒教が行われた。1225年、外戚の陳氏に滅ぼされた。李氏安南

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世界大百科事典 第2版の解説

りちょう【李朝 (R)Icho】

1392年に高麗を滅ぼして成立し,1910年まで続いた朝鮮の王朝。李氏朝鮮の略称で,朝鮮王朝ともいう。李朝が成立した時期は,ちょうど日本では南北朝の動乱が終わって室町幕府が確立した時期であり,中国でも約20年前に元が滅びて明が成立している。このように高麗から李朝への転換は,東アジアの大きな変動の一環をなしている。李朝は518年間存続し,東アジアでは例をみない長期の王朝であった。
【時代区分と概説】
 李朝時代を時期区分すれば,初期(1392‐1469)=支配体制の確立期,中期(1470‐1607)=支配体制の動揺期,後期(1608‐1860)=支配体制の解体期(再編期),末期(1860‐1910)=朝鮮近代の4期に区分することができる。

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大辞林 第三版の解説

りちょう【李朝】

ベトナムの王朝(1009~1225)。李公蘊りこううん974~1028)が創始、都を昇竜(現在のハノイ)に定め、国号を大越と改めた。仏教が繁栄。中国の宋軍の侵入を退けたが、のち陳朝に滅ぼされた。李氏安南。

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精選版 日本国語大辞典の解説

り‐ちょう ‥テウ【李朝】

[二] ベトナムの王朝(一〇〇九‐一二二五)。前黎朝の部将李公蘊(りこううん)が自立して建てた国。都は昇龍(現在のハノイ)。はじめ国号を大瞿越と称し、のち大越に改めた。宋軍の侵入を撃退、チャンパを征して国勢盛んであったが、九代二一六年で外戚の陳氏に滅ぼされた。仏教が栄え、また、中国文化を積極的に受容した。

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