李泰鎮(読み)りたいちん

百科事典マイペディア 「李泰鎮」の意味・わかりやすい解説

李泰鎮【りたいちん】

韓国の歴史学者。ソウル大大学院修士をへて,韓国精神文化研究院(現韓国学中央研究院)で学位を取得。ソウル大教授。国史編纂委員長。日本の植民地史観にゆがめられた韓国史を正すことに献身してきた韓国史学界の支柱的存在として広く尊敬を集める。社会史的実証と分析にすぐれた手腕発揮日韓併合条約などが不法に締結されていたという主張を公的に展開し,国際的な反響を呼んだ。著書に《韓国社会史研究》《高宗時代の再照明》など。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android