村上菊一郎(読み)ムラカミ キクイチロウ

20世紀日本人名事典 「村上菊一郎」の解説

村上 菊一郎
ムラカミ キクイチロウ

昭和期のフランス文学者,詩人 早稲田大学名誉教授。



生年
明治43(1910)年10月17日

没年
昭和57(1982)年7月31日

出生地
広島県三原市

学歴〔年〕
早稲田大学文学部仏文科〔昭和10年〕卒業

経歴
昭和12年商工省勤務。18年大東亜省通訳官補、24年早稲田大学講師、27年助教授、32年教授、56年定年退職し名誉教授。ボードレールの研究者・翻訳者として有名。訳詩集にボードレール「悪の華」(昭11年)「ランボオ詩鈔」(23年)などがあるほか自作の詩集「夏の鶯」「茅花集」他がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村上菊一郎」の解説

村上菊一郎 むらかみ-きくいちろう

1910-1982 昭和時代の詩人,フランス文学者。
明治43年10月17日生まれ。ボードレールの翻訳・研究をすすめ,昭和11年訳詩集「悪の華」「巴里悒鬱」を発表。ほかに詩集「夏の鶯」「茅花(つばな)集」,訳詩集「ランボオ詩鈔」,エッセイ集「マロニエの葉」などがある。32年早大教授。昭和57年7月31日死去。71歳。広島県出身。早大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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