20世紀日本人名事典 「村山亜土」の解説
村山 亜土
ムラヤマ アド
昭和期の児童劇作家 ギャラリーTOM代表。
- 生年
- 大正14(1925)年4月12日
- 没年
- 平成14(2002)年5月14日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 成城高(旧制)文科乙類卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本児童演劇協会賞〔昭和35年〕「新さるかに合戦」,サンケイ児童出版文化賞〔昭和52年〕,モービル児童文化賞〔昭和61年〕
- 経歴
- 父は前衛劇作家で美術家の村山知義。昭和59年一人息子が“ぼくら盲人にもロダンの彫刻を見る権利があるはずじゃないか”と言った一言が忘れられず、新居の一部を開放して“手で見るギャラリーTOM(現・ギャラリーTOM)”を開館。同ギャラリーは第一級芸術家の作品を盲人らが自由に触って鑑賞できるミニ美術館で、その活動から61年モービル児童文化賞を受賞。また同年から1年おきに全国の盲学校から生徒の作品を募るコンテスト・TOM賞を実施。著書に戯曲集「コックの王様」「新さるかに合戦」、エッセイ集「母と歩く時」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報