精選版 日本国語大辞典 「村預」の意味・読み・例文・類語 むら‐あずけ‥あづけ【村預】 〘 名詞 〙 江戸時代、農民の軽犯罪者に科せられた自由刑。罪人を村役人に引き渡し、所定の期間これを禁錮にし、また、村役人の責任で農業にも従事させた。[初出の実例]「先は右の者急度村預申つけ置」(出典:地方凡例録(1794)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の村預の言及 【預】より …無宿(むしゆく)は原則として入牢させたが,有宿の者で軽い罪に該当するときは,手鎖(てじよう)を掛け,あるいは掛けずに私人か団体に預けた。江戸町方では宿預(やどあずけ),町預,在方では村預が主として行われた。宿預は町人のときは差添人たる町役人,江戸の公事宿(くじやど)に止宿している者はその宿に,村預は親類,五人組,村役人に命じた。… ※「村預」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by