束柱類(読み)そくちゅうるい(その他表記)Desmostylia

最新 地学事典 「束柱類」の解説

そくちゅうるい
束柱類

学◆Desmostylia

絶滅した哺乳類一目。長鼻類や海牛類とともにテチス獣類を構成。パレオパラドキシア科・デスモスチルス科の2科6属11種をふくむ。漸新世後期の日本と北米西岸に現われ,中新世に北太平洋に広がり,中新世中期に絶滅。側方型の体肢をもち,2.5tに及ぶ巨獣臼歯は丘状歯から柱状歯。首と尾は短い。脚は太く短く,4趾性。後頰骨孔が頭蓋背面に開口。中胸骨は扁平で4対。下腿は内旋。踵骨しようこつ隆起は内側に傾く。吻には触毛があり,外鼻孔は丸く,上向き。眼の位置は高く,耳介は小型。群生で,潮間帯を徒渉する水陸両生獣(N.Inuzuka et al., 1994)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「束柱類」の意味・わかりやすい解説

束柱類
そくちゅうるい
Desmostylia

哺乳類の化石目。この目はデスモスチルス科 1科で 4属がある。海牛目,長鼻目,奇蹄目近縁とされるが,不明。すべて北太平洋沿岸各地の古第三紀漸新世から新第三紀鮮新世前期の地層で発見された。1933年サハリン(樺太中部ケトンで発見された Desmostylus mirabilis は,この種のものとしては世界で初めて頭部以外の骨格が,ほぼ全体の復元ができる程度に得られた。1950年岐阜県泉町隠居山から Paleoparadoxia tabatai のほぼ完全な骨格が得られ,1964年アメリカ合衆国のカリフォルニア州でも Paleoparadoxia の完全に近い化石が発見された。P. tabataiDesmostylus mirabilis の復元骨格が,国立科学博物館と北海道大学などにある。(→デスモスチルス

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