普及版 字通 「杣(漢字)」の読み・字形・画数・意味
杣
7画
[字形] 国字
山と木とに従う。木の茂った山。山の木。またその材を扱う人をいう。〔和名抄〕に「功式に云ふ、甲賀杣、田上杣。杣は曾万(そま)と讀む」とあり。〔箋注〕にいう、「功式は今傳本無し。~杣字は皇國のるの會字にして、字に非ず。然れどもに寶龜十一年西大寺財帳、び二十三年太宮儀式帳に見ゆ。~按ずるに曾万は蓋(けだ)し山中に樹木を殖ゑ、屋の材をるの處と爲す。~是の處に至りて材をるを杣人と曰ふ。~今俗に材をるの人を呼んで曾万と爲すは、轉訛せるなり」。今も地域によって、その語を用いるところがある。
[訓義]
1. そま。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕杣 曾万(そま)と讀む。出づる、未だ詳らかならず 〔名義抄〕杣 ソマ
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報