箋注(読み)センチュウ

精選版 日本国語大辞典 「箋注」の意味・読み・例文・類語

せん‐ちゅう【箋注・箋註】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「箋」は、書物にはりつけて注釈などを書いておく紙片 ) 本文の注釈。注解。
    1. [初出の実例]「国文学に於て狩谷は和名鈔の所謂箋註(センチュウ)を留与して」(出典:霞亭生涯の末一年(1920‐21)〈森鴎外〉一)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐施先生墓銘〕

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普及版 字通 「箋注」の読み・字形・画数・意味

【箋注】せんちゆう

本文の解釈箋釈。唐・韓〔施先生(士墓銘〕古人の言は、其の旨密なり。箋羅し、是非を倒(てんたう)す。先生の論を聞くに、客の歸るところを得るが如し。

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