来し方行く末(読み)コシカタユクスエ

デジタル大辞泉 「来し方行く末」の意味・読み・例文・類語

こしかた‐ゆくすえ〔‐ゆくすゑ〕【来し方行く末】

[連語]
過去未来
「眠られぬ儘に―を思いめぐらせば回らすほど」〈二葉亭浮雲
通り過ぎてきた方向と、これから行く方向。
「はるばる一通りは―野原なり」〈とはずがたり・四〉

きしかた‐ゆくすえ〔‐ゆくすゑ〕【来し方行く末】

[連語]
過去と未来。来し方行く先。「来し方行く末を思う」
過ぎてきた方向・場所と、これから行く方向・場所。来し方行く先。
「―も知らず、海にまぎれむとしき」〈竹取

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 連語

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android