来島郷(読み)きじまごう

日本歴史地名大系 「来島郷」の解説

来島郷
きじまごう

和名抄」所載の郷。諸本とも訓を欠くが、「出雲国風土記」に郷名のほか、支自真・伎自麻都美命と記されることからキジマであろう。風土記によれば飯石郡七郷の一つで、郡家の南四一里に郷長の家があり、地名は伎自麻都美命がいたことに由来し、初め支自真であったが、神亀三年(七二六)来島に改めたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android