東丹生図村(読み)ひがしにうのずむら

日本歴史地名大系 「東丹生図村」の解説

東丹生図村
ひがしにうのずむら

[現在地名]吉備町東丹生図

徳田とくだ村の西に位置し、西に西丹生図村がある。「続風土記」は西丹生図村の項に「古此地丹生神社の神領なりしより此名起るならむ」と記す。地名は正応二年(一二八九)一二月日付の湯浅宗重跡本在京結番定文案(崎山家文書)に「石垣河南丹生図十ケ日」とみえるのが早い。

慶長検地高目録には東丹生図村として村高三七九石余。小物成二斗八升。宝永―享保期(一七〇四―三六)追筆の東丹生図村御検地帳によれば蜜柑木三二九本があり、家数四七、うち役棟一九・無役二七・寺一、人数は二八二(男一六五・女一一七)(御霊村郷土誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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