日本歴史地名大系 「東光寺町」の解説 東光寺町とうこうじまち 福井県:福井市福井城下東光寺町[現在地名]福井市豊島(とよしま)一―二丁目城之橋(じようのはし)町の南、足羽(あすわ)川と新(あら)川の落合い一帯の侍屋敷町で、町名は町域南部にある東光寺に由来する。臨済宗妙心寺派東光寺は富士山と号し、本尊釈迦如来。元和四年(一六一八)松平忠昌が夫人黄梅院(浅野紀伊守幸長の女)のため、美濃国伊自良(いじら)谷の東光寺(現岐阜県山県郡伊自良村)住持瑞雲を招いて越後国高田(たかだ)(現新潟県上越市)に創立。寛永元年(一六二四)忠昌の越前入封に従って当地に移建され、寺領五〇石二〇人扶持が与えられたが、その後無住となり一〇石一五人扶持に減ぜられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by