東小屋村(読み)ひがしこやむら

日本歴史地名大系 「東小屋村」の解説

東小屋村
ひがしこやむら

[現在地名]黒磯市東小屋

東は三本木さんぼんぎ村、南は沼野田和ぬまのたわ村。天正一九年(一五九一)の那須与一郎資景知行目録(那須文書)には「東こうや」とあり、七〇石八斗一升。「東郷屋」とも記される。近世は初め那須藩領、貞享四年(一六八七)から幕府領。奥州街道鍋掛なべかけ宿の助郷村で勤高二七八石(黒磯市誌)。江戸時代初期に東方山中やまなか新田村を分村。正保二年(一六四五)原街道が村内を南北に通り、翌年問屋(臼井家)が設置されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android