日本歴史地名大系 「東山浦遺跡」の解説 東山浦遺跡ひがしやまうらいせき 岐阜県:加茂郡富加町滝田村東山浦遺跡[現在地名]富加町滝田木曾川のつくった中位段丘面である加茂野(かもの)台を西流する川浦(かわうら)川の南にある。約二八〇〇平方メートルが昭和五二年(一九七七)発掘され、竪穴住居三一軒・掘立柱建物跡遺構二軒・ピット群二ヵ所・溝状遺構三ヵ所・土壙跡六ヵ所が検出された。住居跡は七世紀中葉から八世紀後葉のもので、多くが七世紀後葉から八世紀前葉と考えられる。住居跡の主軸はほとんどが西に傾き、プランは正方形か長方形で、竈はすべて住居跡の北辺に位置する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by