日本歴史地名大系 「東市瀬村」の解説 東市瀬村ひがしいちのせむら 石川県:金沢市旧河北郡地区東市瀬村[現在地名]金沢市東市瀬町藤六(とうろく)村の東、浅野川右岸に位置。浅野川を挟んで南西に西市瀬村。村名は対岸の鷹巣(たかのす)城の麓の浅野川原(瀬)に市が立てられたことによるというが(加賀志徴)、古くは石川郡西市瀬村を含めた地域を一瀬と称したらしい。天文六年(一五三七)七月二日坂本(さかもと)(現滋賀県大津市)の樹下修理大夫が近江日吉社領「一瀬・平・銚子口・七曲」四ヵ所の知行回復を依頼しており、本願寺証如は同月六日これに応じている(賀州本家領謂付日記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報