東徳久村
ひがしとくさむら
[現在地名]南光町東徳久
佐用郡に属し、林崎村の北東、千種川左岸に位置。標高三五一メートルの御殿山西麓に矢能・阿賀屋・保井・鎌屋・間村・殿崎の六集落が円弧状に連なり、その前面に緩やかな広い河岸段丘が広がる。慶長国絵図には林崎村の北西に延びる道沿いに「矢野」「上徳久村」がみえる。江戸期の領主の変遷は林崎村に同じ。正保郷帳に東徳久村とみえ、田方五四九石余・畠方二三八石余、旱損所、芝山有、小松はへ有と注記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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