東愛子(読み)アズマ アイコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「東愛子」の解説

東 愛子
アズマ アイコ


職業
女優

本名
市川 愛子

生年月日
明治32年 1月15日

出身地
大阪府 大阪市南区

学歴
梅花塾卒

経歴
大正元年松竹女優養成所入所。2年道頓堀・浪花座で初舞台。7年新派の成美団入団、10年柳永二郎らと角座出演。11年角座の若手新旧劇合同出演。市川荒太郎と結婚。13年松竹下加茂撮影所入社、「黒法師」に荒太郎と共演。映画デビュー。以後「千鳥啼く夜」「牡丹灯篭」などで荒太郎とコンビを組み、「樽屋おせん」で主役。荒太郎ら旧劇解散、松竹退社後の昭和2年聯合映画芸術家協会の「新珠」などに出演後、梅島昇らと人情劇一派を組織、弁天座に出演するなど舞台に専念。14年松竹家庭劇に入り女優最高幹部。戦後21年引退した。

没年月日
昭和42年 7月 (1967年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「東愛子」の解説

東 愛子
アズマ アイコ

大正・昭和期の女優



生年
明治32(1899)年1月15日

没年
昭和42(1967)年7月

出身地
大阪市南区

本名
市川 愛子

学歴〔年〕
梅花塾卒

経歴
大正元年松竹女優養成所入所。2年道頓堀・浪花座で初舞台。7年新派の成美団入団、10年柳永二郎らと角座出演。11年角座の若手新旧劇合同出演。市川荒太郎と結婚。13年松竹下加茂撮影所入社、「黒法師」に荒太郎と共演。映画デビュー。以後「千鳥啼く夜」「牡丹燈篭」などで荒太郎とコンビを組み、「樽屋おせん」で主役。荒太郎ら旧劇解散、松竹退社後の昭和2年聯合映画芸術家協会の「新珠」などに出演後、梅島昇らと人情劇一派を組織、弁天座に出演するなど舞台に専念。14年松竹家庭劇に入り女優最高幹部。戦後21年引退した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「東愛子」の解説

東愛子 あずま-あいこ

1899-1967 大正-昭和時代前期の女優。
明治32年1月15日生まれ。松竹女優養成所から成美団にはいり新派女優となる。大正13年松竹下加茂に入社し映画デビュー。昭和2年から舞台に専念,14年松竹家庭劇にはいり女優の最高幹部となった。21年引退。昭和42年7月死去。68歳。大阪出身。高津女学校卒。本名は市川愛子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android