共同通信ニュース用語解説 「東日本大震災と防災想定」の解説
東日本大震災と防災想定
東日本大震災前の国の防災想定では、日本海溝でマグニチュード(M)9の巨大地震は起こらないと考えられていた。また、調査研究を担う地震調査研究推進本部は太平洋側の東北沿岸に大津波が及ぶ危険があるとの評価をまとめたが、防災対応を担う中央防災会議はデータ不足として、原発がある福島県や茨城県の大津波は想定しなかった。大震災後、南海トラフの巨大地震などの防災想定は引き上げられたが、日本海沿岸の津波想定をめぐっては「過小評価」との批判も出ている。
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