最新 地学事典 「東松浦玄武岩類」の解説
ひがしまつうらげんぶがんるい
東松浦玄武岩類
Higashimatsuura basalts
佐賀県東松浦半島に分布する新第三紀末~第四紀初めの玄武岩類。北西九州玄武岩類の一部。先古第三紀の花崗岩類と中新世の砂岩泥岩層を基盤とし,主に鮮新~更新世の珪長質火山岩の活動に続いて粗面玄武岩類の薄い溶岩類が噴出。マントルに由来するかんらん石団塊は唐津市高島・岩野・加部島の溶岩に,輝石団塊は高島・岩野などに産出する。火山活動は主にアルカリ岩系であるが,カルクアルカリ岩系も少量噴出。これはソレアイト質玄武岩マグマと珪長質岩類との混成作用によって生成されたという。参考文献:青木謙一郎(1959) 東北大紀要,6巻
執筆者:倉沢 一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

