東殿山城跡(読み)とうどやまじようあと

日本歴史地名大系 「東殿山城跡」の解説

東殿山城跡
とうどやまじようあと

[現在地名]八幡町島谷

赤谷あかだに山の東山頂にあり、「とうどのやま」ともよび、別名赤谷山気良あかだにやまけら城ともいう。長滝寺真鏡正編(長滝寺蔵)には「東殿山犬鳴山、犬鳴城」とある。天文一〇年(一五四一)東益之の子常慶が、胤綱以来の赤谷山城(西山頂)移築改修したといわれる。永禄二年(一五五九)八幡城主遠藤盛数と木越きごし(現大和町)城主遠藤胤俊連合軍に攻撃され落城・焼失し、ここに名家東氏は滅亡した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android