東猪原村(読み)ひがしいのはらむら

日本歴史地名大系 「東猪原村」の解説

東猪原村
ひがしいのはらむら

[現在地名]君津市東猪原

西猪原村の東に位置する。小糸こいと川中流右岸にあり、東は上総丘陵稜線を越え望陀もうだ小坂こさか村へ山道が通じる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳には本猪原村とあり、高一七〇石。元禄郷帳に村名がみえ、高一一七石余。石高減少の理由は不詳。寛永一八年(一六四一)から市宿いちじゆく村と同じく旗本曾根領。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数四四。元禄一四年(一七〇一)の材木類等請負金証文(川俣家文書)によれば、当村の半兵衛高宕たかご(谷)の地頭林で栂・樅・松の三木を伐り出し、材木・才槙(薪)鍛冶炭にするため二五両で請負っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android