東羽鳥庄・西羽鳥庄(読み)ひがしはとりのしよう・にしはとりのしよう

日本歴史地名大系 「東羽鳥庄・西羽鳥庄」の解説

東羽鳥庄・西羽鳥庄
ひがしはとりのしよう・にしはとりのしよう

安倍川に藁科わらしな川が合流する地点の北側に形成された平地を中心として成立した庄園。庄域は不詳。羽鳥東庄・羽鳥西庄とも記される。永暦元年(一一六〇)から応保二年(一一六二)までの間に両庄の官物の一部が奈良東大寺に仏聖米として納められている。永暦元年六月四日の東大寺仏聖米返抄(エール大学蔵東大寺文書)端裏書に「西羽鳥庄」とあるが、本文には「根安庄」とある。同年九月二四日の東大寺仏聖米返抄(同文書)では「羽鳥東庄当年官物之内、久住上」とある。久住くずみは当庄の所在する平地に北西方向から流れ込む藁科川支流の久住谷川沿いの地名で、現羽鳥に小字名として残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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