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未進 ミシン

4件 の用語解説(未進の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

み‐しん【未進】

租・庸・調などの賦課物をまだ納めていないこと。また、その未納のもの。
まだ果たしていない義務・約束。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

みしん【未進】

古代・中世・近世社会で,年貢,夫役(ぶやく),公事(くじ)など賦課物を納入しないこと,または未納分の物をさす。もちろん,領主は年貢などの未進を簡単に認めたのではなく,未進があれば〈付使〉といって使を派遣して催促したし,〈発向〉といって武力で弾圧することもあった。興福寺や春日社では未進のある田地に神木をたてて田地の耕作を停止させたり,近世初頭には妻子や牛馬を差し押さえたりした。また江戸時代には未進を防ぐために,年貢などを村単位で納めさせ,個々の百姓の未進を村で負担させている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

みしん【未進】

年貢などをまだ進上していないこと。また、そのもの。
まだ実行してない事柄。 「かねて言ひのべたる-を一度に催促される/黄表紙・長生見度記」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

未進
みしん

年貢(ねんぐ)・公事(くじ)・夫役(ぶやく)など貢納賦課物を納入しないこと。近世では、納むべき年貢を一部だけ納入して残りを完納できないことを年貢未進といった。初めからまったく納めない場合は年貢不納である。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の未進の言及

【潰百姓】より

…禿百姓とも書き,江戸時代,年貢の未進や負債の累積などにより破産した百姓をいう。年貢諸役の過重取立て,商品経済の農村への浸透などによって農村が疲弊し,災害・凶作・飢饉などを契機にして潰百姓が激増した。…

※「未進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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