東蝦夷(読み)あずまえびす

精選版 日本国語大辞典 「東蝦夷」の意味・読み・例文・類語

あずま‐えびす あづま‥【東蝦夷】

〘名〙 (「えびす」は「えみし(蝦夷)」の変化した語)
東国に住んでいた蝦夷(えみし)
※あさぢが露(13C後)「もろこしのありさま、かうらい、きかいあづまゑびすがしやうまで、おぼつかなき所なくまかりありきはんべるに」
② 都の人が、東国地方の人、特に武士の無骨で粗野なのを軽蔑していう呼び名。東夷(とうい)
※俳諧・紅梅千句(1655)六「あづまえびすこしや扶持(ふち)をあたふらん〈季吟公家は衰(をとろ)ふ元亨(げんかう)のすゑ〈正章〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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