東見前村(読み)ひがしみるまえむら

日本歴史地名大系 「東見前村」の解説

東見前村
ひがしみるまえむら

[現在地名]都南村東見前

西見前村の東に位置し、北上川西岸に沿い南北に長い。対岸手代森てしろもり村・黒川くろかわ村、南は高田たかた(現矢巾町)、北は三本柳さんぼんやなぎ村。古くは西見前村と一村で見前村と称され、江戸時代を通じて同村で高付されることも多い。延宝五年(一六七七)の検地名寄帳(武藤文書)によれば、東見前村の高四四七石余、うち田三八四石余・畑六二石余。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高五一六石余、七ヵ年平均の免三ツ四分八厘五毛。「邦内郷村志」では蔵分四五九石余、家数五九、馬四三。字大桜前おおざくらまえに見前渡があり、手代森・黒川両村と結ばれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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