日本歴史地名大系 「東講商人鑑」の解説 東講商人鑑あずまこうしようにんかがみ 一巻一冊成立 安政二年版本 斎藤報恩会ほか解説 東講とは、江戸湯島の大城屋良助が全国要衝の商人を講として組織した組合。商人鑑は加盟者を列挙したもので、加盟者は講中の看板と商標を掲げ、講中名簿を備え、講中外売買を禁止して営業の隆盛を図っている。岩手県分は、盛岡藩領の盛岡城下・花巻川口町・遠野・郡山・黒沢尻・土沢・釜石、仙台藩領の水沢町・一関・岩谷堂・金ヶ崎・山目の商人が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報