東野原村(読み)とうのはらむら

日本歴史地名大系 「東野原村」の解説

東野原村
とうのはらむら

[現在地名]石下町東野原

大房だいぼう村の東に所在。「新石下村沿革誌」(石下町民俗資料館蔵)によれば慶長(一五九六―一六一五)以前は「五箇ごかの村」と称したが、五箇の村は戦国期に成立したと推定される覚(宗任神社蔵)に「五可之村 拾貫文 御年(ママ)銭 斗物 廿俵 是も夏秋に 五百文 御年(ママ)銭 弐百文役人江 役人面 是ハ石毛ゑた也」とあり、石毛いしげ郷の枝村であった。

「新石下村沿革誌」によれば寛永一二年(一六三五)まで天領、この間同七年に伊奈忠治検地を受ける。同一三年より寛文二年(一六六二)まで古河藩土井氏領、同三年より延享二年(一七四五)まで天領、同三年より宝暦一二年(一七六二)まで下総佐倉藩堀田氏領、同一三年より文化八年(一八一一)まで再び天領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android