日本歴史地名大系 「五箇」の解説
五箇
ごか
武生盆地の東辺に位置し、近世には
五箇の諸村は近世を通じて福井藩領で、越前和紙の産地として全国に知られた。佐藤信淵の「経済要録」にも「凡貴重ナル紙ヲ出スハ越前岩本・大滝・定友・不老・新在家此五ケ村ヲ以テ日本第一トス」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
武生盆地の東辺に位置し、近世には
五箇の諸村は近世を通じて福井藩領で、越前和紙の産地として全国に知られた。佐藤信淵の「経済要録」にも「凡貴重ナル紙ヲ出スハ越前岩本・大滝・定友・不老・新在家此五ケ村ヲ以テ日本第一トス」とある。
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島根県北部、隠岐郡(おきぐん)にあった旧村名(五箇村(むら))。現在は隠岐の島町の西北部を占める地区。江戸時代に那隅路(なぐち)村など5村を上五箇、北方(きたがた)村など5村を下五箇と称し、1904年(明治37)五箇村となった。2004年(平成16)西郷町(さいごうちょう)、布施(ふせ)、都万(つま)の2村と合併、隠岐の島町となる。旧五箇村は隠岐諸島島後(どうご)北西部に位置し、国道485号が通じる。山がちであるが河川流域に平地が開け、産業は農業、漁業が主体。海岸一帯は大山隠岐(だいせんおき)国立公園域である。隠岐一宮(いちのみや)の水若酢(みずわかす)神社があり、明治初年の隠岐騒動の総指揮は大宮司忌部正弘(いんべまさひろ)がとった。水若酢神社本殿は国の重要文化財に指定されている。隠岐郷土館はもと隠岐支庁の建物で明治初期の洋風建築。国の重要有形民俗文化財「隠岐島後の生産用具」を収蔵する。北部の代(しろ)地区沖合いにある奇岩ローソク島は観光の名所で福浦港から観光船が出ている。10月には隠岐の民俗行事である牛突き大会が行われる。日韓の係争地竹島は1905年以来旧五箇村の所属。
[石橋忠男]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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