東金山村(読み)ひがしかなやまむら

日本歴史地名大系 「東金山村」の解説

東金山村
ひがしかなやまむら

[現在地名]成田市東金山

野毛平のげだいら村の南西に位置し、東側を香取鹿島道(成田道)が通る。南は取香とつこう川を挟み山之作やまのさく村。天正一九年(一五九一)二月の検地帳(小川家文書、県指定文化財)には「香取之郡金山之郷」、寛永八年(一六三一)の検地帳(同文書)には埴生はぶ之庄東金山村とある。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高二五一石余、佐倉藩領。以後変わらず。ほかに野毛平村と共有の幕府領東野ひがしの新田に一石余がある。延享三年(一七四六)の村明細帳(東金山区有文書)によると、石盛は上田一五・中田一二・下田七・下々田五、上畑九・中畑六・下畑三・新畑二、屋敷一〇で、年貢米は一俵四斗一升五合入れにし、利根川沿いの西大須賀にしおおすか(現下総町)の河岸へ出した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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