日本歴史地名大系 「東門村」の解説 東門村とうもんむら 岐阜県:各務原市東門村[現在地名]各務原市蘇原東門町(そはらとうもんちよう)西流する境(さかい)川右岸に位置する。各務(かかみ)郡に属し、南は坂井(さかい)村。慶長六年(一六〇一)の彦坂元正等連署知行目録(菅沼文書)に「三百四拾石六斗六升 東門村」とみえる。同年菅沼定仍(伊勢長島藩)領となるが、元和七年(一六二一)より幕府領となる。正保郷帳では古市場(ふるいちば)村・坂井村・各務村・持田(もちだ)村・熊田(くまだ)村・東島(ひがしじま)村および岩滝(いわたき)村・岩田(いわた)村(現岐阜市)のうちとして東門分がみえ、高三四〇石余。正保三年(一六四六)当村のうちの四三石余が旗本戸田領、寛文元年(一六六一)残余は旗本金田領となる。同領は享保元年(一七一六)に分知され、本家領一〇〇石・分家領一七六石余となって、三給のまま幕末に至ったとされる(旧高旧領取調帳など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by