日本歴史地名大系 「東阿保村」の解説 東阿保村ひがしあぼむら 兵庫県:姫路市旧飾磨郡地区東阿保村[現在地名]姫路市四郷町東阿保(しごうちようひがしあぼ)飾東(しきとう)郡に所属。市(いち)川の左岸沿い、仁寿(じんじゆ)山(一七五・二メートル)の北麓に位置する。東は山(やま)ノ脇(わき)村・坂元(さかもと)村。仁寿山から麻生(あさお)山(小富士山)にかけて阿保の百塚とよばれた阿保百穴(あぼひやつけつ)群集墳が分布しているが、現在はほとんど破壊されている。慶長国絵図に「野あほ村」がみえ、元禄郷帳では東阿保村の村名に「古ハ野阿保村」との注記がある。貞享元年(一六八四)の本多忠国領知目録(本多家文書)に東阿保村とあるので、野阿保(のあぼ)村がこの頃までに改称したと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by